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鉄筋コンクリート構造の一般的特性

2015年8月14日「金曜日」更新の日記

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鉄筋コンクリート構造は、「鉄筋」と「コンクリート」のそれぞれの長所、すなわち、「鉄筋は引っ張る力に強く、コンクリートは圧縮力に強い」という特性を、うまく活かした、強固な構造体です。 鉄筋コンクリートの建物は、地震とか火災に非常に強いうえに、六十~七十年の寿命があるなど、木造住宅に比べ、優れた性能を持っています。 しかし、鉄筋コンクリート構造といえども、良いことずくめではありません。 この構造のウイークポイントは、コンクリートはセメントと砂と砂利に水を加えて練ってできたものであるため、乾燥するにつれて収縮し、ひび割れが発生し易いことです。 ひび割れが大きくなると雨水が浸透し、鉄筋を錆びさせ、錆の膨張によってコンクリートが破壊されることがあります。 コンクリートは建設当初、強アルカリ性(PH12・6)を有し、これによって鉄筋の発錆を防いでいます。しかし年月が経つにつれて空気中の炭酸ガスが作用し、コンクリート表面から次第に中性化します。この中性化したコンクリートに雨水が浸透すると、鉄筋が錆び始め、構造体としての強度低下を招きます。 鉄筋コンクリート構造を永持ちさせるには、雨水の浸透による鉄筋の錆やコンクリートの中性化を防がなければなりません。そのために、外壁にはタイルや塗装が、また、屋根などには防水が施されてコンクリートを保護しています。

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