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【都市銀行のレートより更に0.2%低い住宅ローンも登場】

2016年9月21日「水曜日」更新の日記

2016-09-21の日記のIMAGE
銀行など民間金融機関は,低い金利で資金調達し,高い金利で貸し出すという金融仲介業務をしてます。住宅ローンについて,各金融機関は長プラに連動していたこともあって,その仲介手数料(利ざや)にもなる金利は,従来,横並びになっていました。しかし,各金融機関の経費率を織り込んだ独自の短プラ基準の住宅ローンが登場したことで,その横並びの基準が崩れていったのです。まず,最初に登場したのが,城南信用金庫(東京都の城南地区を主に営業エリアとする信用金庫)の新型住宅ローンでした。この信用金庫は,懸賞金付きの定額預金を商品化したことでも有名ですが,現在,住宅ローンにおいても,変動金利型で都銀のレートよりも更0.1%低い住宅ローンを扱っています。そして,体力のある他の信用金庫も独自のレートで都銀の変動金利より低い金利の住宅ローンに追随していったという背景があるのです。また最近では,変動金利型なので,将来金利が上昇する可能性もありますが,海外に本店を持つシティバンク(CITIBANK)が,都銀よりも,かなり低いレートの商品を扱うようになったり,安田信託銀行が,通常よりも低いレートを扱ったりとまさしく住宅ローン金利の価格破壊というような状況が起こっているのです。

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