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某関連L会社は全国・全物件共通仕様

2016年11月30日「水曜日」更新の日記

2016-11-30の日記のIMAGE
『重要点』Lの関連会社だが、独立色が強い。マンションを中心に一戸建てなどにも進出。管理からリフォームまでの3位一体の経営をめざす。●社名からもわかるようにLの関連会社だが、Lの持ち株比率は24・5%にとどまり、連結決算の対象ではなく、独立性が高い。情報誌事業などを主体とするリクルートとは業態が違いすぎることもあって、最近では人事面での交流もまったくない。ただ、全国的に名前の知られたブランド名は同社の販売活動においては重要な要素であり、グループ企業であることのメリットは大きいといえよう。『販売から管理、リフォーム、仲介まで対応』マンション分譲がメインで、近年では仲介事業、一戸建て分譲、賃貸事業なども手掛けている。大手不動産やマンション大手の多くは仲介部門を別会社にしているが、同社は社内で取り組んでいるのが一つの特徴。新築マンション分譲に携わる各支社内に仲介部門の担当者を置き、買い換え需要の顧客にきめ細かく対応することによって、トータルな販売力強化に努めている。また、別会社としてマンション管理や各種工事やリフォームを行なうK会社を持ち、マンションの分譲から、管理、リフォーム、買い換え時の仲介まで、「一生のお付き合い」を謳い文句にしている。Lの関連会社が中心となる3位一体の経営を展開しているわけだ。『標準仕様の徹底で顧客から高い評価』北海道から九州まで、また大都市から地方都市まで、その分譲するマンションは同じ仕様を貰いている。しかも、品確法における日本住宅性能表示基準に照らしてもきわめてレベルの高いもので、ユーザーに安心感を与える内容となっている。東京圈のような競合が厳しい地域では、ライバル物件に負けないために、各種の仕様や設備のグレードを上げざるを得ない。さらに、首都圏でグレードを上げたのなら9州や北海道など地方で分譲する物件も同様のレベルとするといった具合だ。こうした品質面のこだわり、3位一体の経営などもあって、年度末在庫はここ数年ゼロ(2001年度のみ9戸)。販売力の強さ、顧客からの評価の高さがこの数字に反映されている。

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