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あんパンが食べたかった

2017年2月20日「月曜日」更新の日記

2017-02-20の日記のIMAGE
 ある管理会社の社員は、東日本大震災の翌日朝一に東京本社に集合。準備をして、昼に15人ほどが東京からの第一陣として車で仙台に向かった。東北自動車道路は全面通行止めとなっていたため、関越自動車道路で日本海側まで出て、山形から仙台に向かうルートを取った。その道も随所で渋滞が発生していたため、仙台に着いたのは翌日の朝4時。16時間がかりの道程だった。通常であれば4、5時間で到着できる距離なので、4倍近くかかった計算だ。  その後、全国の支社から総勢30名が集まった。すべて、管理委託を受けているマンションヘのサポートを行うための要員である。  それだけの人数が集まったのはいいが、宿泊施設がなかった。仙台市内は地震直後からホテルは満室。賃貸住宅には借り手が殺到し、満室御礼の状態になった。言わば”住宅不足”の状況が生まれ、それは地震から3年が経った2014年でも完全には解消されてい ない。  仙台に転勤した家族3人が3LDKや2LDKの賃貸住宅を借りることができず、ワン ルームで暮らしていることが珍しくないのだ。  地震直後は、”住宅不足”はさらに切実だった。  そこで管理会社は、賃貸物件を仲介するグループ会社の手助けで、オフィス用フロアを押さえた。そこに、貸し布団50組を用意して宿泊所とした。  しかし、オフィスビルなので、風呂がない。風呂を確保するため、目を付けたのが仙台で販売中のマンション。その中には建物が完成してまだ販売中−つまり、空いている住戸があったので、その風呂を使うことにした。入浴時間は一人15分で、交代で入浴。これで、サポート部隊はなんとか体力と士気を維持する生活ができた。このような体制が整えられないと、被災地へのサポートは不可能となる。宿泊場所の手配、浴室の確保、すべてにグループを持つ系列管理会社の強みが生かされたわけだ。  ちなみに、使用されたマンションの浴室は、その後、新品の浴室に入れ替えられ、「一時使用されたが、すべて刷新された」ことを説明して販売された。  東日本大震災のとき、東北地方でマンションの管理委託を受けている管理会社のすべてが、このようにサポート部隊を送ったわけではない。サポートが来なかったところが少なからずあったし、中には、管理員が避難して戻ってこないところもあった。  あれはどの大災害だから仕方がないことだろう。そして、管理員が一人いただけでは、 なんの役に立たなかったのも事実。本社、そしてグループ会社の全面的バックアップがなければ、被災地への駆け付けやサポートはできなかったのである。  実際、その管理会社は、全国の支社から多くの救援物質を集めた。その中には多量のペットボトルの飲料水やガソリン缶まで含まれていた。東北地方からの要請を受け、さらに阪神淡路大震災の教訓から、「これが必要だろう」と考えられたものを次々に送ったのである。 東京にある本部にはホワイトボードが数台用意され、「送るべき必要なもの」が書き出されていた。  第一陣として仙台に入っていた城島の元に、トラックー台分の菓子パンが届いたのは、地震発生から3日目の夜だった。なんで菓子パンなんだ、と城島はいぷかった。袋に書かれた「あんパン」の文字、グローブの形をしたクリームパン……そのすべてに不謹慎な印象を受けた。  この非常時にふざけているのか”  もしかしたら、サンドウィッチや調理パンが届くはずが、注文が誤って伝わり、菓子パンが来たのかもしれない。  城島たちサポート部隊は大量の菓子パンを前に、思案した。 「こんな菓子パンを配ったら、遊び半分で支援活動をしている連中と言われるかもしれな い」「怒り出す人がいるかな」  しかし、送り返すのはムダであるし、この菓子パンを必要としている人がいるかもしれない。とにかく配ってみようということになった。  城島たちは、マンション内にとどまる人たちに菓子パンとペットボトルのお茶を配り始めた。   一軒一軒ピンポンして、必要な人に渡す。残りはエントランスに置いて、「ご自由にお取りください」とすればいいじゃないか。それでも余ったら、自分たちが食事代わりに食べればよい、と。  城島が最初に訪ねた住戸には一人暮らしのおばあさんがいた。  「何?」  怪訝な顔のおばあさんに、城島はあんパンとクリームパン、そしてペットボトルのお茶を差し出し、「よろしかったら、これ、いかがでしょうか」。  すると、おばあさんはみるみる目を輝かせた。  「これが欲しかったのよ」  おばあさんによると、乾パンは固くて噛めない。お湯がないので、カップ麺もつくれない。こんなとき、あんパンでもあればいいのにと思っていた。でも我慢しなくては。こんなときに、菓子パンが食べたいなどと言うと贅沢と思われてしまう。そんな思いで、ひもじさに耐えているところに、菓子パンが届いた。  「手の形をしているクリームパンが、なんて愛らしいの」  おばあさんの目が輝いていた。  「では、これをどうぞ。まだ、たくさんありますので取ってきます」  城島が戻ると、おばあさんはすでにあんパンを一つ食べ終えていた。  「おいしかった。それに、悲しいときに、甘いものを食べると、慰められている気持ちがする。本当にありがとう」  菓子パンは、間違って配送されたのではない。阪神淡路大震災を経験した管理会社社員が「こういうときは、菓子パンだ」と主張し、必要不可欠な物資として送ったのである。  菓子パンは、小さな子供はもちろん、大人にも喜ばれた。  城島も一つ食べてみた。確かに、甘いものを食べると元気がわいた。と同時に、なぜか涙が出てきてしまうのだった。

秋葉原のイメージ

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