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共有部分に対する維持管理責任を忘れないで

2018年2月2日「金曜日」更新の日記

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 分譲マンションの区分所有者は通常、管理費を支払っています。この管理費は管理組合の主な収入になります。管理組合は、管理業務を専門の管理会社に委託しますので、その委託管理費をここから支払います。  このほか、駐車場代、駐輪場代、ルーフバルコニー、専用庭の使用料なども管理組合の収入です。これらはすべて共用部分を専用使用しているので、専用使用料としてこれら駐車場代などを支払うことになるわけです。  管理費も駐車場代も管理組合を運営するためのお金ですから、管理費を高くすれば駐車場代を無料にすることも可能です。最近、駐車場代無料という販売パンフレットや新聞チラシをみかけますが、こうした物件では管理費が他の同等のマンションよりも高くなっているはずです。  マンション購入者にとって、修繕積立金も管理費と並ぶ大きな支出ですが、修繕積立金はローンの返済でも管理費でもなく、自分たちの資産を守るために備蓄するお金です。管理組合によっては積立金を国債などで運用もしています。 一方、管理組合の支出はほとんど管理会社への委託費です。管理会社の主な業務は、共用部分の清掃(清掃員派遣)、機械設備関係の定期点検、管理人の派遣、管理費不払い者への督促などです。  管理費を安くするために、管理組合として管理会社を変更するという選択も可能です。通常、委託費が安くなると管理の質も落ちるものですが、なかには以前と同等のサービスを提供してくれる場合もあるようです。見積もりをとって、比較検討する価値はありそうです。

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