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「賃貸vs購入」の住み心地 10番勝負

2018年2月16日「金曜日」更新の日記

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 お金に替えられない魅力を確認します。まずは、設備などの住み心地で5番勝負です。 ①設備の充実度・・・賃貸物件は、少しでも利回りをよくするべく、建設コストをできるだけ抑える傾向があります。一方、購入組が手にする分譲物件は、床暖房その他の充実した設備をウリにした物件が主流です。 ②セキュリティの高さ・・・同様に、分譲物件ならオートロックや二重ガラスは当たり前。大規模マンションでは、防犯カメラや警備会社と連携しているところも多くあります。 ③収納スペース・・・限られた空間を少しでも居室に充当させたい賃貸物件では、収納スペースが節約される傾向があります。分譲物件では、平均して床面積の7~8%程度が収納スペースにあてられるので、家具いらずという物件も少なくありません。 ④部屋の広さ・快適さ・・・同じLDK(リビングーダイニングーキッチン)でも、リビングが独立していないものが多いのが賃貸物件。広いリビングをウリにした分譲物件では、LD(リビング・ダイニング)が広く、K(キッチン)が別というものが主流です。お風呂の広さも、賃貸物件では内寸1.2mx1.6mのものが多いのですが、分譲物件では一回り大きいサイズの1.4mx1.8mが主流になっています。 ⑤防音性・耐震性・・・長く住むことが前提の分譲物件は、構造部分もしっかり充実した造りになっています。賃貸物件よりも壁や床が厚いので、子どもかドタバタ走り回る音の心配も少なく、のびのび子育てができるかもしれません。耐震性も高い傾向があります。  というわけで、住み心地の面では、分譲物件と賃貸物件では歴然とした差があります。けれども、逆に考えれば、賃貸でいく人は、分譲仕様の物件を選べば同じ満足度を得られることになります。転勤などの理由で賃貸に出される物件を狙うのも一策です。  続いて、過ごし方と暮らし方でもくらべてみましょう。 ⑥転勤することになったら・・・賃貸物件なら「家族みんなで引越し」、購入の場合は住宅ローンの関係で「単身赴任」が原則です。購入して「家族みんなで引越し」するには、基本的に賃貸に出すか、売却することになります。転勤の可能性がある人は、売ったり貸したりしやすい物件を購入しておかないと、「単身赴任」しか選択できない可能性も。 ⑦コミュニティの形成・・・近所づきあいが苦手という賃貸物件暮らしの人は、となり近所と積極的にはあいさつを交わさない人も少なくないようです。購入すると、マンションなら管理組合もあり、住民どうしの交流が活発になる傾向があります。知らない地域の物件でも、同じ時期にいっせいに入居する新築マンションなら、子どもの友達づくりがラクとの声もあります。 ⑧家族計画・・・賃貸物件は、子どもが増えても、家賃が許す範囲で広い物件に引越しできる自由度が大。購入するとかんたんには買い替えしづらいため、部屋数に合わせて家族を増やさない方にモチベーションがはたらく傾向もあります。子だくさんな家庭にしたいなら、1部屋多めの物件を選ぶか、家族構成が確定してから購入を計画することがおすすめです。 ⑨車の持ちやすさ・・・賃貸の場合、駐車場は別に借りるのが基本のため、車の有無で家計のゆとり度に大きな差が生じます。購入の場合、一戸建てなら駐車場つき、マンションなら敷地内に割安な駐車スペースがあるケースが多いため、車を持つという選択が比較的ラクな気持ちでできるようです。 ⑩もしもの場合・・・賃貸の場合は、世帯主が亡くなって収入が減れば、家賃負担の軽い別の住まいに引越さざるをえないケースも少なくありません。一方、ローンを組んで購入していれば、団体信用生命保険でローン残債がなくなり家はそのまま残るので、引越し不要です。  ざっとこんな違いがあります。なお、賃貸時より広い住まいを購入すると、賃貸の方が掃除がラクだったり、水道光熱費が少なくてすんでいたという声もあります。

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