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美容用品でもっとも危険な染毛剤

2018年3月27日「火曜日」更新の日記

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 髪の色を変えることによって、自分らしさを出したり、おしゃれを楽しんだりする人が多くなっています。女性では、40代から白髪を染める人が増え はじめ、50代では50%を超えます。また、10代から30代にかけて、約20%がおしゃれ染めをしていると言われています。  染毛剤の種類には、着色料を樹脂や油脂などで髪の表面にくっつける一時染毛剤(カラースプレー、マスカラ、チックなど)、橙色205号や紫色401号などの染料と髪の成分をイオン結合させる半永久染毛剤(カラーリンス、ヘアマニキュアなど)、アルカリ剤でやわらかく膨らんだ髪に無色の染料を浸透させ、酸化剤で髪の脱色と染料の化学反応を同時に起こすことによって発色・定着させる永久染毛剤(ヘアカラー、ヘアダイ)があります。こうした染毛剤に使われている化学物質は、 身近な家庭用品のうちではもっとも危険です。  とくに永久染毛剤の場合、酸化染料のほとんどに発ガン性が報告されているうえ、激しいアレルギー性皮膚炎を起こしやすい物質の筆頭にもあげられています。また、2ヵ月に1回以上使用している50代から70代の女性で、再生不良性貧血や血小板減少症などの造血障害が多発しているという厚生省の 調査結果があります。めまいや動悸、疲労感、あざができやすい、出血しやすいなどの自覚症状が続く場合は、染毛剤の使用をやめたほうがよいと思います。  永久染毛剤はすべて医薬部外品です。赤色404号、ジブチルヒドロキシトルエン、パラペンなど、アレルギーを起こしやすいとして指定されている成分は必ず表示されています。しかし、指定成分の少ない染毛剤をというわけにはいきません。染まり具合や色合いは、三十数種類の化合物の組合せによって決まるからです。

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