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一戸建ての敷地面積

2019年1月17日「木曜日」更新の日記

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建築基準法では原則として、敷地が幅4メートル以上の道路に2メートル以上接していないと建物を建てることができません。そのため幅4メートルに満たない道路に接している場合は、敷地の一部を提供して道路の中心線から2メートル下がって4メートルになるようにする必要があります。これは一般に「セットバック」と呼ばれています。提供した敷地の面積は建ぺい率と容積率の計算から除外されます。したがって、取得した土地の面積が200平方メートルであっても、仮に50平方メートルを提供してセットバックした場合は、150平方メートルとして建ぺい率と容積率を計算することになるのです。以上はあくまでも基本であり、自治体によっては独自に制限している場合があるので要注意です。たとえば自治体が必要と認めた地域では、接する道路幅を六メートル以上に決めたり、建物を建てることができる敷地面積の下限を200平方メートル以上というふうになっていることがあるのです。一戸建てを取得するときには、その地域にはどのような規制があるのかを役所などにしっかり確認するようにしてください。一戸建て住宅の建築工法には、「在来工法」(木造軸組工法)、「2×4(ツーバイフォー)工法」があります。さらに、主にハウスメーカーが採用している「プレハブ」があります。プレハブには主要部材の材質から木質系、鉄骨系、コンクリート系などがあります。また、ハウスメーカーのなかには2×4工法を採用している場合もあります。このなかで建売住宅団地でよく見かけるのが前者の在来工法と2×4工法です。それぞれの特徴を見ていくことにしましょう。これまで暮らしていた土地に住まいを建て替える場合は、地盤の強度や水はけなどはある程度推定できると思いますが、分譲住宅や造成宅地を新規に購入するときは、その土地の条件をしっかり把握しておく必要があります。造成前の土地がどのような状態だったのかを販売会社の担当者に必ず聞くようにしましょう。ゆるやかな丘陵地や台地を造成した場所は、比較的地盤がしっかりしており、洪水や地震に対して安全性は高いといえます。これに対して水田や沼地をつぶして造成したようなところでは、土を新たに入れて埋め立てているので、地盤が軟弱になりがちです。擁壁を組んで造成されている場合は、擁壁に水抜き穴が設けられているかどうかをチェックします。雨が集中的に降ったときに鉄砲水になってしまう危険があるので、敷地内および周辺部の水はけも含めて、造成状況の安全度を調べるようにしましょう。

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