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スポーティな走り

2019年1月27日「日曜日」更新の日記

2019-01-27の日記のIMAGE
後輪のグリップがよく、スリップまでの限界はFFやFRに比べて高いミッドシップだが、いったん限界を超えてしまうと、車重が後ろに偏っているだけに強い遠心力がかかってリアが流れてしまい、コントロールすることが困難になるのだ。日本のミッドシップ車、トョタMRl2やホンダNSXには、全損事故が多いというが、これもミッドシップの特性をよく知らないで乗っていた人が多かったからだろう。これを防ぐためには、ブレーキ残しやエンジンブレーキで車速を十分に落とし、クルマを完全にコントロールすることが必要だ。コーナーを少しずつ速度を上げながら走り込み、荷重の移動量などをしっかりつかんでおく。そうすれば、ミッドシップならではのスポーティな走りが楽しめるはずだ。また、ミッドシップは雪道ではFRより滑りやすく、雨の日のフロントの排水性も低くなる。つまり、悪条件に弱くスピンしやすいので、特に注意することが必要だ。シートベルト着用が義務づけとはいえ、やはり正しく着用してこそ安全性が得られるのである。よく見かけるのが、助手席でリクライニングさせた状態でベルトを締めているケース。本人はいい気持ちで眠っているかもしれないが、事故にあったらどうなるのだろうか。

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