管理人はだれ！？

2019年2月21日「木曜日」更新の日記

アパートを建てるに際して、いずれの方策を講ずるにしても、とにかく本体をつくり上げてからの勝負である。いったい、この本体工事、いってみれば基礎コストともいえる部分のコストはどう見積っておけばよいのだろうか。一般に、「アパートの建設費はいくら」という場合、本体工事費のみを指す。これに対して、建設業者が示す建設費の場合、本体工事だけであったり、設備を含む価格であったりと、内容がまちまちであり、パンフレットだけの比較はむずかしい。また、たとえ設備内容の有無が銘記されていても、グレードはどうなのかによって、値段に開きがでるので、10分に注意する必要がある。極端な場合、「坪単価で比べても意味がない」と言われるように、アパート本体建設賞は全体の面積規模、各戸の大きさ、設備内容と質、木造か非木造か、プレハブか在来工法か、全体の質的内容はどうかなどにより、大いに異なってくる。とはいっても、全く基準がなくては、損得の比較のしようもない。そこで、東京地区における平均値をとって、一応の目安とし、別表に掲げる。アパートの建設賞には本体工事賞以外の別途工事賞も含まれる。たとえば、地方自治体によるアパート建築に関する負担金の制度に基づくものとか、外債工事賞、駐車場位地賞川や、場合によっては解体工事などの賞川である。