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あなた自身のライフスタイルとライフサイクル

2019年3月8日「金曜日」更新の日記

2019-03-08の日記のIMAGE
" ライフスタイル、つまりは個人の生き方のことです。 余計なおせっかいかもしれませんが、現在の住まいに暮らしながらこのことを考えてみたことがありますか。家は物理的に見れば人や物を入れるただの器ですが、この住まいという器が個人の生き方に与える彫響は計り知れません。もちろん、大切なのはそこでの生活というソフトの部分ですが、そのソフトが営まれるハードとしての住宅が個人の生き方を善くも悪くも左右するわけです。 反面教師という考え方もあり、ソフトも含めて悪い住宅環境が必ずしも生き方に悪い影響を及ぼすわけではありませんが、この増改築という建物の歴史の節目に、改めて自分の生き方を見つめ直してみるのも悪くはないと思います。改めて「生き方」などというと少々照れくさいような気もしますが、こんな機会でもなければ「自分のライフスタイル」とはどのようなものかなどと考える機会はありません。これが見えてくるとまた新しい自分が再発見できるかもしれません。  ライフサイクルとは、「家族の発展段階における循環的な時期区分」と書いてある辞典もありますが、つまりはあと何年したらいくつになって、定年になるころに子供たちは就職なり結婚なり、そうすると老後ここで暮らしていくには等々と、これからここで暮らす人々の行く末を想定するというものです。当然この家を手に入れた ときにはこうしたことの大筋を考えていたのでしょうが、あれから幾年月、さまざまな条件が変化し思惑は外れ、それが増改築を思い立たせるひとつのきっかけになったのかもしれません。これからの予定もまた未定のままかもしれませんが、住まいと家族の将来を考えるなんてそうあるものではありません。今までの住経験をふまえ、いかに軌道修正をするかをこの際十分検討して見定めてほしいと思います。「家は三度建て替えなければ・・・」などと人の懐具合いも知らないで戯言をのたまう方もいますが、そんな大きな節目でなくても増改築である程度の目処は立つはずです。"

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