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シンプルライフって何のこと?

2019年3月9日「土曜日」更新の日記

2019-03-09の日記のIMAGE
" 断っておきますが、物の買えないただの貧乏生活のことではありません。確固たる気高いポリシーを持った、自分の考えとする部分に関する限―余計なものは持たない生活主義とでも言えばいいのでしょうか。  大まかですが、生活のある部分にこだわりを持って生きることともいえそうです。人それぞれで多少持つ意味合いが違うと思いますが、家の中にできるだけ余計な家具を置かないで生活したいと思っている人、鍋や食器類などはあまり数を増やさず、形をそろえて収納量が少なくなるよう考えて生活している人、衣類なども質のよいものを長く着られるように、種類を抑えて衝動買いをしないように気をつけて生活している人、電化製品も必要最低限以外は購入しない人、身のまわりにはできるだけ天然素材を使用した製品を置くことを心がけている人、暖房や冷房をできるだけ使用せず、自然の風の流れを大切に利用して生きている人、明かりは白熱灯だけしか使わないとがんばる人等々、みなそれぞれ独特のシンプルライフ精神の持ち主だといってもいいでしょう。  とかく現代は物があふれている時代、使い捨てがまかり通り、買う勇気より買わない勇気がいるともいわれています。建築そのものにしてもスクラップ&ビルドの感が否めませんが、物の耐用年数である天寿を全うしてあげることが少なくなってきています。こうした意味で増改築は、修理と少しの増設をしながら資源の無駄遣いを少なくしようとしているわけですから、りっばな省エネのひとつです。建物を含めたものたちを危険さえなければ使えるだけ使い、限りある資源を大切に使うこともシンプルライフの精神といえるでしょう。  あまりこれに固執しつづけると、まわりから眺めたときに悲しい生活と受け取られますが、よく考えて自分の心がすさまない程度の自分流シンプルライフをお勧めします。増改築という人生生活の大切な節日を機会に、あなただけのシンプルライフを見つけてみるのもよいのかもしれません。"

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