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家相にこだわる人のために

2019年3月15日「金曜日」更新の日記

2019-03-15の日記のIMAGE
" まず初めに断っておきますが、この文明社会にあって民間俗信などは別に考えたこともないし、マンションなどにあっては今さらどうにもならないじゃないか、と思っておられる方は読み飛ばして下さい。  そもそも家相というのは建築大辞典によれば「家屋や屋敷の方位・地勢などが居住者の古凶に関するという思想、元来は中国の陰陽五行説の方角に関する禁忌に由来し、四神相応などと、その発生を同じくすると考えられるが、このほか伝説的禁忌や呪術的信仰も関係している。 家相見、易者、陰陽師を媒介として広まった。鬼門がもっとも一般的で、このほか尾先、谷口、神社前、池鏡、三隅屋敷、川切り、谷切り、左住居、右勝手、西向き竈、西向き床の間、祟り地などがある。家屋の新築や増改築における設計原理、普請の日時、着手の方向などに関係した」とあります。  鬼門という言葉は誰しも聞いたことがあると思いますが、家の中心から北東、つまり丑寅の方向が表鬼門となり、反対の南西、未申の方角が裏鬼門となります。ちなみに表鬼門は井戸、浴室、台所、便所、玄関、階段が凶で、神棚、仏壇が、大凶となっています。15度で全体を24に分割したその一つひとつには、他にもたくさんの各部屋や場所の用途の吉凶が書かれています。  神棚や仏壇はもともと神様や仏様の世界ですから、置かれる位置や向きにそれぞれいわれや習わし、しきたりがあるのは当然ですが、べ夕基礎は土壌のエネルギーを取り入れる障害になるのでやめようとか、軟弱地盤や変形敷地は凶相などといわれると、都会では家が建てられなくなってしまいます。  風の向きや日当たりによって快適に暮らすといったたぐいの家相であれば読むだけで納得できますが、お金が入る、出世する、仕事が順調にいくなどの効力については不思議な気がしないでもありません。そうはいっても信仰の部分もあるわけですから、気になる方は一度調べてみてはいかがでしょうか。"

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