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キッチン改造は主婦の願い

2019年3月26日「火曜日」更新の日記

2019-03-26の日記のIMAGE
" キッチンが気になって増改築を考える。増築はできないが、キッチンを取り替えたい。キッチンが引き金になって工事を考える人は、もしかしたらかなりの数に上ると思います。それというのもキッチンは家の中でもっとも多くの機能が凝縮された食事工場だからです。食品の常温ストックから冷凍冷蔵ストック、食器類の収納から鍋釜薬缶などの道具類の収納、これらが使いやすくレイアウトしやすい空間、火は使う、水は使う、お湯も使う、換気だって気にしたいし単独の電気器共やガス器具だって置いてあります。  これらを丁々発止と操りながら美味しい料理をこしらえるわけですから、デザインだ見てくれだと言っている場合ではありません。家の中で最大の機能的空間であることはまちがいないのですから。しかも、水栓や食器洗い機、浄水機、ディスポーザーや電磁調理機、ハイカロリーバーナーやガス高速レンジ等々、どんどん新しい物が出てきてきりがありません。  システムキッチンという呼称にただ単に憧れて取り替えを希望する方が多いのですが、現在使っている寄せ集め式キッチンセットで天板がつながっている物と、どこがどう違うのでしょうか。飾り物のような道具で何をつくろうというのかわからないこともあります。実際「キッチンが汚れるから油物の調理はしないの」と言う奥様 にも出会ったことがあります。  まず現在の使い方をなぞってみる。そして、どこが不満なのか、どういうところが不便なのかを探ってみる。 そしてどういう道具や、どんな動き方ができれば解決できるのかを探してみることです。もちろん、家族の食事の好みや年齢によっても少しずつ変わってくるとは思いますが、要は台所は食べ物をつくる工場だということです。これを追求するがあまり業務用のバーナー、流し、調理台をセットした方もいましたが、それはそれで質実剛健にそのお宅と調理人にマッチし、りっぱに機能していることはいうまでもありません。"

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