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経営の健全性

2019年4月17日「水曜日」更新の日記

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最低限BBB、出来ればA以上の格付けが望まれます。また、環境の変化が激しい時代においては、常に最新の格付けを確認する必要があります。第二に、公開会社であれば、株価を確認しましょう。経営状況が悪い場合、株価が低迷する傾向にあります。株価が同業他社に比べ、著しく低い場合は要注意です。よく経済誌で取り上げられる100円割れの会社なども株価低迷が一時的な理由なのかそれとも深刻な問題をかかえているのか実態を調べる必要があるでしょう。第三に、四季報、会社案内、ホームページ、保険契約者向けの業紋報告書等に記載されている財務比率を確認しましょう。国際業務銀行は自己資本比率8%(国内業務銀行は4%)証券会社は自己資本規制比率120%保険会社は支払余力比率(ソルベンシー・マージン比率)200%を下回るとそれぞれ監督官庁から是正措置を受けることになります。したがって、基準比率をどれぐらい上回っているか、同業他社と比べ高いのか低いのかを確認しましょう。自分の資産を守るためには、以上のように「経営の健全性」を確かめた上で金融機関を選んで取引を行って下さい。保険会社が破たんした場合、生命保険や損害保険の保険契約は、他の保険会社へ移転され継続します。自賠責保険と地震保険は100%、それ以外の保険契約は90%が補償されますが、移転された保険は予定利率が引き下げられるケースが多いようです。また、保険契約の移転手続中は解約ができません。以上を参考に金融機関が破たんした場合、自分が保有しているそれぞれの金融資産がどうなるか確認してみて下さい。

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