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診断プロセスを経る

2019年5月6日「月曜日」更新の日記

2019-05-06の日記のIMAGE
検討対象となっている候補物件が、その街の最有効プランかどうかは関係ないけれども、結果として、高額所得層の人ばかりが集まる街で、あるタイプの物件に人気が集中するのです。であれば、結局、それが高額所得層の家族の最有効プランになってしまう。そして、もしも立地が良くても、彼らのニーズとの間にミスマッチがあれば、その物件をリノベーションすることになる。それしか解決策はないのです。街をリノベーションすることはできないので、通常はマンションをリノベーションすることになる。または、そのマンションを買わないという選択肢もあるわけです。よって、消費者の視点(#不動産鑑定士の視点に立った思考プロセスとは、とりあえず希望の専用面積のマンションを想定します。そして、できれば、それがリノベーションしやすい物件であることを期待します。次に、そのマンションが立地する周辺環境や街の状況やエリア特性を、漠然と決めていますが、現実の物件が自分のフィーリングやニーズに合うか調べます。また同時に、念のため、最大公約数的なニーズに対して最有効プランであることをチェックします。換金性をチェックします。その次に、収益還元法で、資産価値の優劣を判断します。そして、価格の適正も判断します。そのような診断プロセスを経るのです。

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