管理人はだれ！？

2019年9月2日「月曜日」更新の日記

アクティビティの多さと安さも、ゴールドコーストとブリスベンの魅力
だが、その中でもまずはゴルフについて語らないわけにはいかない
オーストラリアでは、ゴルフは庶民のスポーツだ
普通の人が普段プレーするコースのグリーンフィーは、一ラウンド五〇0円から一五〇〇円くらいである
それでも豪快な打ち下ろしに、打ち上げ砲台グリーン
パー5のロングコースでは途中にクリークが横切る
右ドッグレークに左ドッグレーク、池越えだってもちろんある
ある日、日本から出張で来た五〇代後半の男性を、そんなコースの一つにお連れした
「コースそのもののおもしろさや難しさは、日本の一流コースと何ら変わらないじゃないですか!それが、この値段
ああ、今まで私は何をやっていたんだろう」今まで何をされていたのかはよくわからないが、その日以降、彼がリタイア後のオーストラリアでのロングステイを念頭に入れ始めたことだけは確かである
こういう「千円ゴルフ場」は、コースは立派だが、ロッカールームやシャワーは市営プール並みだ
だが、それもまったく気にならない
なぜなら、家まで車でせいぜい一五分程度
シャワーは帰宅後ゆっくり浴び、ビールだって気兼ねなく浴びるほど飲めばいい
知り合いの六〇代男性は、ゴールドコーストの運河沿いにある日本人管理人がいるリゾートヴィレッジに別荘を買い、年四、五回通ってきては、一ヵ月ほどずつ滞在する
あまりゴルフはしないという彼だが、ジェットスキーで内海の島まで出かけるばかりか、ショッピングセンターに買い物にも行く
「まあ、車よりも安全だしねえ」とは彼の弁
運河ではクロダイも釣れるし、カゴを仕掛けておくと、マッドクラブという名の大きなカニが獲れる
日本から友人や孫が遊びに来たときは、これらが何よりのご馳走だ
「まあ、六〇歳のガキ大将ってところかな」年甲斐もなくとか、年寄りの冷や水、などとは言われないのが、オーストラリアの魅力の一つでもある