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トンガの魅力は豊かな心を持つ人たちがいること

2019年9月25日「水曜日」更新の日記

2019-09-25の日記のIMAGE
トンガにはアメリカ、ニュージーランド、オーストラリアなどからの定年退職者もかなり住んでいる
公用語がトンガ語と英語なので、英語圏出身者にとっては過ごしやすい国だからだ
中には地元の企業に出資して会社を設立し、経営アドバイザーをしている人もいる
定住でなくても、一ヵ月から三ヵ月かけてトンガの島々をのんびり旅行する人も年々増加している
それらの人たちにトンガの良さを尋ねると、「安全な国で、フレンドリーな人々と手付かずの自然に『癒し』のパワーがある」という回答が絶対多数を占める
ただし、トンガがあくまでも、人口たった一0万人の開発途上国であることは否定できない
医療は遅れているし、日本食材も、醤油とワサビ程度しか入手できないし、魚が食べたくても自分でさばかなければならないし、惣菜屋もないし、牛のひき肉以外のひき肉は自分で作るしかない
二月から四月は野菜もあまり手に入らない
日本の大使館も領事館もない
インフラもこの十年でかなり整ったとは言え、電話が不通になったり、インターネットのサーバーも頻繁にダウンしたりする
ゴルフ場も国内にハーフ・コースが一力所あるだけ
レストランの数も限られており、一週間も滞在すればすべてを網羅できてしまう
キリスト教徒が多いトンガでは、日曜日は安息日と法律で決められており、飛行機の離発着はおろか、バスもタクシーも休むし、パン屋以外は営業禁止だ
とは言え、お金や物がないからこその精神の豊かさ、自然の恵みへの感謝の心、家族愛・隣人愛の大切さなどにあふれている
それがトンガだ

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