サモアの人々はみんな優しい

: サモアの空の玄関、ファレオロ空港に降り立つと、生温かいそよ風とほのかなココナツの香りに迎えられる
空港から首都アピアに向かう沿道では昼夜を問わずのらりくらりとうろつく放し飼いのブタ、ニワトリ、犬に混じり、暇をもて余してのんびりと散歩する人々も見かける
国民性はいたって平穏で楽天的
昔ながらの分かち合い精神に基づくその暮らしぶりは、貧しくても飢えることはなく、多くを望みさえしなければ、のんびりゆったり生きていられる
おカネはなくても特に明日の心配をせず、毎日笑顔を絶やさないサモアの人々の日常に触れていると、自分まで知らず知らずのうちに穏やかになってくる
ちょっとした感動を味わいたいなら庶民の足であるバスに乗るといい
高校生や青年は、黙って笑顔で立ちあがり、あなたに席を譲ってくれる
サモアのバスはすべてがシニアシートなのだ
自分より年上と思われる乗客が現れると若者は何のためらいもなく席を譲る
議る席も見つからないほど満員の場合は、膝に座れといって手招きしてくれる
そういった人情味あふれる日常が、サモアの一番の魅力かもしれない
サモアで手軽に楽しめるレジャーというと釣り、ゴルフ、海水浴といったところか