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サモアの人々の約束は話半分で聞くくらいがちょうどいい

2019年9月28日「土曜日」更新の日記

2019-09-28の日記のIMAGE
観光客向けにマリンスポーツ関連のレンタルなどもあるにはあるが、料金はけっして安くはない
ゴルフは、安くておすすめと言いたいところだが、炎天下でのゴルフはけっこうつらいかもしれない
それに、十一月から二月末の五ヵ月間ほどは雨期なので、屋外で楽しむ娯楽の機会は激減する
サモアは、毎日レジャーに明け暮れるというよりは、時計の針を気にせずのんびりゆったり暮らすほうが似合っている
生活費は、どのような暮らしを求めるのかで大きく異なる
バナナやタロイモ、パンの実やパパイヤなど、サモア産の農産物を食べてファレに暮らすなら大した額にはならないが、エアコンのきいた部屋で日本食を食べて暮らすとなるとバカにならない
ただありがたいのは、魚介類は魚市場で手に入るので、マグロの刺身なら安く食べられる
もちろん自分で釣るという手もある
首都アピアでは外食もできるが味にうるさい日本人が満足するようなレストランは少なく、決して割安ではない
サモアの暮らしは自然を身近に感じる暮らしでもある
ということは、つまり、ハエ、蚊、アリ、そしてゴキブリとの共存を意味する
それに雨季の湿度と雨の合間にのぞく直射日光の暑さはなまはんかではない
また「平穏でのんびりな日常」は、裏を返せば「約束が果たされる可能性が低い」ということでもある
サモアでは「責任」が極端に軽い
「明日、君の家に寄るよ」と誰かが言えば、「明日、君の家に寄ろうと思っているけど他に用ができたら寄らないし、忙しかったら忘れちゃうかもしれないから、そんなにあてにしないでね」くらいにとらえたほうがいい
もちろん自分もその程度の軽さで約束をすればいいわけだし、また約束を破ったからといって、たいしたことにはならない
とはいうものの、現実には責任ある行動を長年続けた日本人が、責任感にとらわれることなく暮らすことはたやすくないようだ
実際、日本人に限らずサモア在住外国人の中には、いい加減さに苛立ち、ストレスをためる者も少なくない

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