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賃貸事業の目的は?注意したいことは?

2019年10月2日「水曜日」更新の日記

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賃貸事業はそれ自体が目的ではなく、あくまでオーナー自身の「ライフプラン」を進めていくための手段と位置づけることが大切です。つまり、財産全体をバランスよく保ちながら収益性を高め、自分の生活を豊かにしつつ、次世代にどのように資産を受け渡していくかという目的をもって計画することが必要です。また、財産を取り巻く環境は急激に変化しています。これからは、将来に備えた財産経営についての「ポートフォリオの改善」がポイントになります。1つの土地についての有効活用を考える場合でも財産全体のバランスの中で、収益性だけでなく流動性・安全性の観点からもその土地を活用すべきかどうか、全体を活用するのか一部を活用するのか、活用方法をどうするのか、といった総合的な視点が必要になります。(1)賃貸事業を健全に行うには健全な賃貸事業を行い財産を保持していくためには、常に賃貸事業財産全体を1収益性、2流動性、3安全性という3つの指標でチェックする必要があります。これから賃貸事業を始めようとする方もすでに始めている方も、この3つの指標で事業計画を総点検してみることが大切です。まず、現在の財産全体の現状を把握することからスタートします。前述の不動産調査を行い、所有不動産の利用状況・権利関係をはじめ、不動産以外の財産も含めた総合的なデータを整理していきます。こうして得られた基礎データを基に、各不動産の状況をさまざまな観点から確認していきます。不動産の利権形態(所有権、貸宅地等)ごとに、金融財産等(預金、株式、保険等)を含めた財産構成の内訳バランスを確認します。いざという時への対応という観点から財産を色分けします。金融財産を含めた財産の全体像を1収益性、2流動性、3安全性の観点から、税理士等の専門家の能力も駆使して多角的に分析します。このようにしてオーナーのライフプランという視点から、金融財産も含めて財産全般を見直すことが必要です。財産を生み出す収益が、どのように自分や家族のライフプランを支え資産の増加をもたらしていくのかを時系列で分析していきます。いざというときの対応力のチェックも欠かせません。こうすることにより、将来を視野に入れながら現在の問題点を洗い出すことが可能となります。

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