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マンション手入れ術(共用部分)1

2019年11月17日「日曜日」更新の日記

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区分所有のデメリットとして、共用部分になにか問題があっても、管理組合の合意がないかぎり対処できないことが挙げられます。とくにワンルームマンションなどの投資用不動産の場合、所有者の管理意識が薄く、理事会運営すらままならないケースがあります。長期修繕計画や、修繕履歴がないマンションも珍しくないくらいです。建物のライフサイクルコストのうち建設費は5~30パーセント程度で、残り3~5パーセントが運営費や維持管理費ともいわれます。維持するためには、建設費の約3倍ものランニングコストが必要なのです。所有者で結成する管理組合の理事会を正しく運営し、計画的に修繕積立金を積み立てていかなければ、必要不可欠な修繕が行えません。そうすれば必然的に建物寿命も短くなり、投資のリターンもそれだけ低くなってしまいます。今後、区分所有のかたちで不動産投資を行おうと考えるなら、購入したあなたが、理事長に立候補して理事会運営に力を注ぐくらいの気持ちが必要でしょう。そして、マンションの一体であれが不動産投資家としてのあなたの未来を左右していきます。しかし、不動産投資の場合に必要な「パートナー」とは、いったいどんな人たちなのでしょうか。資金を融資してくれる金融機関、新築で建てるなら工務店やハウスメーカー、賃貸客づけ業者や管理会社、中古物件の場合は仲介業者、リフォーム業者の担当者などなど。こうした多岐にわたる業種の人々と、パートナーとして良好な関係を構築していかなければなりません。時間をかけてじっくりリサーチし、納得できる相手を探しましょう。中でも非常に重要で、とくに長い期間つき合うことになるのが「賃貸管理会社」の人。管理会社といっても、その実力や意識は会社ごとに千差万別で、一括りにはできません。

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