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マンション手入れ術(共用部分)2

2019年11月18日「月曜日」更新の日記

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どんな管理会社に委託するかによって、入退居率や収益性にも大きな違いが出てしまう、そのくらいの差があるのです。「自主管理」(自分自身で管理業務を行うこと)にすると決めているなら話は別ですが、サラリーマン投資家は、ほとんどが管理会社に委託することになるはずです。なにしろ、平日の昼間に入居希望者の内見(物件を実際に見ること)問い合わせがあったり、居住者のクレームやトラブルがあったりした場合、本業がある身ですぐに対応するのは事実上不可能でしょうから。とくに不動産投資が初めてなら、なおのこと管理会社に上手にまかせたほうがスムーズです。中古物件を購入して不動産投資を始めるケースでは、物件を仲介してくれた仲介業者にそのまHま管理を委託する人が多いかもしれません。実際、売買仲介だけでなく、賃貸管理も行う不動産業者がたくさんあります。ただ、売買仲介と賃貸管理はまったく性質の異なる業務です。売買仲介で信頼できるからといって、賃貸管理も全面的にまかせられるかというと、それはまた別の話。2つは切り離して見極める必要があります。賃貸住宅市場はこの2年ほどで、貸し手市場から借り手市場へと完全に変化しました。あなたが現在、もしも賃貸住宅に住んでいるのであれば、更新時に更新料が見直されたり、賃料の見直し交渉が通ったりするかもしれません。敷金・礼金ゼロの、いわゆる「ゼロゼロ物件」も珍しくなくなりました。日本全国の空室率は3パーセントを超え、地方ではすでに深刻な問題になっています。似たような物件の明らかな供給過多、またリーマンショック以降の景気の冷え込みによって、硬直性が高いはずの賃料相場も目に見えて下落しました。そして、これからも下落し続ける可能性が高いといえます。こうした厳しい環境下で、管理会社に求められるのはなにより「安定した収益性」と「満室の維持」。常によい入居者を確保し、かつ入居者の満足度が高く、家賃の滞納や入居者からのクレームもなく、物件はきちんと美しく保たれる!そんな管理会社を選びたいものです。

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