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住宅会社に名前を知らせると、恐ろしいことが待っている?(2)

2020年2月10日「月曜日」更新の日記

2020-02-10の日記のIMAGE
"よっぽど暇なのか、それともほかにセールスポイントがないのかはわかりませんが、とにかく見学会後、頻繁にやってきます。ただ、これだけで「熱心だ」「信頼できそうだ」「礼儀正しい担当者だ」と思ってしまうお客様も実際にかなりいらっしゃるそうです。そういう方がいまだに多くいるので彼らもそういったことを止めようとしないのです。 もちろん、そういう部分で建築業者や担当者を評価したり、それによって家づくりを任せる業者を選択するのが絶対いけないとはいいません。 しかし「契約したあとも、この頻度・スピード・熱意で担当してもらえると思ったら大間違いです」。これだけは覚悟しておいてくださいね。お客様を魚に例えるなんてたいへん失礼なことですが、彼らは「釣った魚には餌は与えません」。もっと正確にいうと「与えたくても新しい魚を釣るために必死でそんな時間はありません」 契約したあとは必ず頻度・スピード・熱意が落ちます。そのときになって「裏切られた」という嫌な思いをしないように、あらかじめ知っておいてください。 もしあなたが営業が嫌であれば、 「こちらの素性を明かすのは仕方ないが、わたしは訪問や電話をされるのが大嫌いなので、そういう会社は候補から外そうと思っています」 と冷静にきっぱり伝えれば心配ありません。それは彼らにとってもすごく困ることでしょうから。 なかには訪問営業を一切していないという会社もあります。私の会社もそうです。これには理由が2つあります。ひとつは、そもそも「家は他人からせっつかれて建てるものではない」と私自身が思って いるからです。建てたい人が自由に業者を選択すればよいのです。もともと私が売り込まれるのが嫌いというのもあります。他人からやられて嫌なことは自分もしたくありません。 2つめには、私が実際に工務店を経営しているからわかるのですが、訪問営業にはものすごくお金がかかるのです。営業社員の頭数も必要になるし、彼らの給料、移動時間、車、ガソリン......、細かい計算をしていくときわめて非効率的だと思うからです。たいしたことのない家が驚くような高額で建てられている理由のひとつでもあると思っています。"

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