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「あなた自身はどんな家に住んでいるの?」

2020年2月16日「日曜日」更新の日記

2020-02-16の日記のIMAGE
"私が日ごろからおかしいなあ、と思っていることがあります。それはこの住宅業界には、こんな不思議な人たちが普通に仕事をしていることです。少しだけ紹介します。・自分は会社から用意してもらった寮に住んでいて、家賃もほとんど負担していないにもかかわらず「このくらいはみなさん返済されていますし、年返済率も3パーセント以下ですから大丈夫ですよ!」と資金計画について語る営業マン(年返済率とは、年収の何パーセントを住宅ローンの返済にあてているか、という指標です。年収500万円の人が年間125万円の住宅ローンを返済していると年返済率5パーセントとなります)。・自分は独身でまだ守るべき家族すらいないのに「このリビング階段というのは、子どもと自然に顔が合わせられてよいですよ!」などと子育て論を語る営業マン。 ・自分は厨房に立ったことすらないのに「これは対面式キッチンなので食事の後片付けをしながら団欒にも加われますよ!」などともっともらしく奥様に説明をする営業マン。 何かおかしいでしょ?そう思いませんか?きっと本などから学んだ知識をもとに話をしているのでしょうが、私はものすごく違和感をもってしまいます。 だから、私の会社では営業社員を採用するときには、「結婚していて守るべき家族がいること」「自分自身も家を建てた経験があること」を条件にしています。難しい資格をもっているとかそんなことは関係ないのです。 それはマイホームを建てた人間でなければ、どうしてもわからないことがあるからです。一生に一度の家づくりをする際に、施主さんが実際にどんな気持ちになるか、が本当に理解できること大切だと思うのです。 家族で楽しく暮らしていく場所をつくっていく期待感、大きな借金をする不安感、予算の関係で要望を我慢しなければならないときの悔しさ、お建て前(上棟式)やお引渡しのとき また の感動......、そういうものを自分のことのように感じることのできる人間でなければ、家づくりに関わる資格はないと思うのです。 あなたにこの考えを押し付けるつもりはありません。でもりとあわせて、ぜひ聞いてみてください。"

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