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お化粧をする前の「すっぴんの家」見学のすすめ

2020年2月17日「月曜日」更新の日記

2020-02-17の日記のIMAGE
"材料と職人以外にお金を使い過ぎるのは「買ってはいけない家」 さてここで、現場見学会番外編ということで工事中の見学会について少しお話をします。「構造見学会」だとか「建築中現場見学会」など業者によって呼び方は違いますが、要するに家を建てている途中の様子を見せますよ、というものです。完成したばかりの新しい家を見て「素敵だなぁ」というのは、もしかすると当然のことかもしれません。それと比べると「構造見学会」はとても地味です。正直なところ、見てもあまり面白くないかもしれません。キッチンなどもまだ取り付けられていませんし、間取りの様子もよくわかりません。 しかし、逆に工事途中でしか見ることのできない骨組みや断熱材などを確認できるという点ではとても有効です。完成すると見えなくなってしまう部分こそ家にとっては大事な部分であることがほとんどですからね。 これは人間とまったく一緒です。バッチリお化粧をして、きれいな衣装を身につければたしかに外見は美しくなります。しかし、人として本当に大切な正しい心のあり方、物事の考え方、他人に対する優しい気持ちや配慮、そういったものをもちあわせていなければ、どんなに外見が美しくても魅力的ではありません。「本当は中身も外見も優れていれば一番よいと思います。私はきれいごとを言うつもりは一切ありませんが、外見だけ美しくして中身が空っぽよりは、見た目は多少悪くても中身がしっかりしているほうが、よっぽどよいです。 時間は残酷であり、そして正直です。外見は時間の経過とともに必ず衰えていき、時間に逆らってよくなっていくことは絶対にありませんが、中身が衰えることはありません。"

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