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選択肢は多すぎないほうがいいという理由

2020年2月21日「金曜日」更新の日記

2020-02-21の日記のIMAGE
"絞り込んだ業者のなかから、どうやって最終的な家づくりのパートナーを決定していけばいいのかをお話したいと思います。 まずお聞きします。あなたは具体的に検討する建築業者を何社に絞り込もうと思っていますか?」 今までたくさんの方の家づくりを見てきたところ、なぜか3社くらいという方が多いのです。その根拠はまったくわかりません。本命、対抗、当て馬みたいな感じかもしれません。 それから2社という方も多くいます。この場合、本心はたいてい一方の会社に決まっています。一応比較してみようかなぁという気持ちで、もう一方にも提案させたもののやはりピンとこなくて、じつは断るのが億劫なだけだったりします。もちろんどちらも甲乙付けがたく本気でどちらにするべきか、悩まれている方もいらっしゃいます。 そして、この段階で4社以上という方にはアドバイスがあります。あなたはまだ次のステップには進むべきではないかもしれません。選択肢としてはちょっと多すぎるかなあという気がするのです。まずはあと1社を選択肢から減らしてみてはいかがでしょう。 ところで、この時点で1社という方はいますか?おめでとうございます。もう運命の業者と出会えたのですね。あなたが家づくりに使うことのできる全エネルギーをその業者さんとの打ち合わせにあててください。 そうなのです。鋭いあなたは......もうお気付きですね!家づくりは既製品を買うのとは違います。同じように見える家でも、スイッチの位置、コンセントの数、壁紙の色、設備仕様まで含めて考えれば2軒と同じ家はありません。 1軒の家の検討材料(図面や見積もり)をつくるだけでも、あなたが想像しているよりもはるかに膨大な量の打ち合わせが必要になります。あなたの自由な時間は無尽蔵にあるわけではありません。 選択肢が多ければ多いほと各業者との打ち合わせの内容は希薄になります。それによって本命の業者との大事な打ち合わせに支障が出るようなことがあれば本末転倒です。いたずらに選択肢を増やすのは感心しません。"

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