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どうして、比較検討できない相見積もりが集まってしまうのか

2020年2月27日「木曜日」更新の日記

2020-02-27の日記のIMAGE
"さて、なんとかここまで苦労しながら候補の会社に要望や予算を伝えました。すると候補の業者は、「○○様ご新築計画案」を作成し始めることになります。ここで問題です。(相見積もりするという方は)何社かに声を掛けたわけですが、同じような 図面が提案されてくると思いますか? 答えは、残念ながら「NO!」です。工法、単価、担当者のレベルなどが違いますから、けっこうばらつきがあります。きっと「なんで同じように伝えたのにこんなに違うんだ?」と思うことでしょう。具体的にはこっちのほうが3坪も大きいとか、部屋の数は一緒だけど位置関係が全然違うとか、そんなことがあります。相見積もりが目的だったはずなのに、同じ間取り、同じ坪数、同じ設備で金額だけ比較したかったのに......。なかなか思いどおりにいきません。しかし、これが現実です。 相見積もりなんていうと公共事業の「入札」みたいなものを想像されるかもしれませんが、実際は「これをどうやって比べたらいいんだ?」と困ってしまうような結果になることが多いのです。 それだけでなく、相見積もりであることを業者に伝えると、あえて要望と異なる一風変わっ た提案をする業者がいます。目的は他の業者より目立つことで、あなたの気を引くことにあ部商ります。人の話をちゃんと聞いているのか、と思われてしまうリスクを抱えながらの一か八かの奇襲作戦です。 もちろんプロですから、要望以上の、そして潜在的な要望を満たすような提案をしてくれるならありがたいことといえるでしょう。しかし、それとはちょっと意味が違う「奇をてらった」提案をする業者には注意しましょう。"

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