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断られた業者の攻勢「特別値引き」に、どう対抗する

2020年2月29日「土曜日」更新の日記

2020-02-29の日記のIMAGE
"候補の業者からの提案を受け比較検討をし、いよいよあなたはここで大きな決断をすることになります。思い返せばさまざまなことがありました。家族会議をしたり、見学会に出向いたり......。いや、まだ振り返っている場合ではありません。 そうです。運命の業者に「あなたのところに家づくりを任せたい」と伝えなくてはなりません。それと同時に、他の業者にお断りの連絡を入れなければなりません。 これがなかなか厄介です。断るのって嫌なものです。ただ相見積もりした以上は避けて通れません。これが嫌だったら最初から相見積もりをする資格はありません。 そして、じつはもうひとつ厄介なことが、あなたが「断り」を入れた瞬間に始まります。「断られてからが営業だぁー」とあきらめずに彼らはやってくるのです。訪問・電話の嵐がまた始まります。そして、あなたを惑わすようなことを言うのです。「特別に上司に許可を取りましたので......」「今月は支店のノルマもまだ達成しないので特別に...」 そう、値引きです。「御提案させていただいた金額から○○万円値引きさせていただきますので、もう一度考え直してください!」いま読んでくださっているあなたはきっと思うでしょう。「今までの見積もりはいったい何だったんだ?」「駆け引きしやがって......」「値引きする額をあらかじめ上乗せしておいただけでしょ?」「断らずにいればそのままの金額で契約していたのか?」「最初からギリギリの金額でもってこい!」 どれもそのとおりです。あなたがせっかく苦労してつくった比較表もまったく無駄になってしまいます。 家の価格なんて、そもそも素人にはわかりづらいものです。原価だって利益だってとってもわかりづらい。そんな価格からいくら値引きされても本当にありがたいのかどうかさえはっきりしません。もともと値引く前提で上乗せしてあっただけなのかもしれません。値引きができるような いい加減な見積もりを出してくる業者はその時点で検討の対象外にしましょう! というのは正論ですが、今は冷静だからそう思えるのです。実際の家づくりに直面すると、かなり舞い上がってしまいます。パニックになってしまう方もいるかもしれません。また最初から比較し直すことになるかもしれません。「うーん、家づくりって本当に大変!」こんなドタバタが嫌なら、相見積もりをするときに業者には強くこう言いましょう! 「見積もりの提示は1回だけにしてください。最初の数字で比較・判断しますのでそのつもりで提案してください」 と。海千山千の業者にとのくらい効果があるかはわかりませんが、試してみてください。"

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