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不動産投資が軌道に乗ってしまえば

2021年12月26日「日曜日」更新の日記

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「一括借り上げ」においてトラブルが発生するのは、「一括借り上げ」方式が事業者と事業者とが取り交わした契約とされ、不動産のオーナーなどは消費者契約法で守られはしないということと、売買ではないために宅地建物取引業法第35条が適用されないので、重要事項説明をしなくても違法ではないことが原因でしょう。サブリース(一括借り上げ)は魅力的なのですけど、契約を結ぶ時点でオーナーに家賃収入が保証される期間がちゃんと定められています。契約期間と言いますのは標準的には2年であり、賃料なんかはそのときに改定できるようになっています。空室リスクをなくせるサブリースは、アパート等の不動産のオーナーとサブリース会社の間で契約を取り交わしたうえで実行される転貸借のようなものであり、通常のアパート経営と同一視はできません。それゆえ、サブリースの欠点なども知っておく必要があります。マンション経営につきましては、「税金をどれだけ抑えられるかや利回りが重要だ」などと言われることが多々ありますが、そうした数字を気にしすぎると、思いとは裏腹に逆効果になるなんてことも十分にあり得るのです。円滑なマンション経営の鍵になるのは、外部的には立地の良さ、内的には設備への投資がしっかりなされていることだと考えられます。内的・外的ともに環境がそろっているならば、空室ができてしまうリスクに悩むことはありません。

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